
職務経歴書は、応募者が自分のこれまでの経歴を記入する書類で、企業側はこれをもとにその人の経歴、キャリア、さらにどのようなスキル、能力を持ち合わせているのかを判断できるようになっています。 つまり応募者にとっては自己アピールになる、企業側にとっては採用する際の判断材料となりうる非常に重要な書類なのです。
大企業では特に一度の求人に多くの応募者が殺到します。 中小企業でも人気企業や人気職種には多くの応募があります。 そういった状況では全員に面接を行うというのは不可能に近いので書類選考が行われます。 その際に応募書類のみで材料されることになります。 そう考えると、この応募書類というのはいかに重要で、作成に時間をかけ、工夫を凝らすに値するものだということがわかるでしょう。
職務経歴書には、自分のキャリアやスキル、現在勉強している内容などを詳細に記します。 勤務先の社名や、所属部署、役職などは履歴書の職歴を見るとわかるので、職務経歴書にはさらに実務に即した内容を盛り込んでいきます。 例えば、コンピューターによる書類作成の経験があるとすると、書類の種類、使用した機種、ソフトなど、より具体的な実務能力を示します。 これによって企業側は応募者の業務知識や、業務遂行能力を推し量ることができるので、最も重要な選考材料とするのです。
職務経歴書は、履歴書と違って手書きではなくワープロで作成した方が好まれます。 読みやすく、簡潔にまとめるよう心がけましょう。 署名はワープロではなく手書きにしましょう。 A4サイズの用紙1枚にまとめるのが一般的です。 採用担当者はときには何十枚もの職務経歴書に目を通さなくてはなりません。 そのことも考慮してできるだけポイントを絞った内容にしましょう。
また多くても2枚以内にしておきましょう。 実績は、自分の業務能力を伝えるのに非常に重要な材料となります。 業務内容や業務期間、それによって身についたスキルなどできるだけ詳細に記入しておきましょう。 売上など数値で表せる実績などがあれば具体的に示しておきます。 技術職やデザイナー職の場合、過去の作品などがあれば添えておくのも効果的です。
アルバイトやパートなどでも、長期で続けた仕事や希望する職種や業界と同じものであればきちんと記入しておきましょう。スキルのアピールに大いにつなげることができます。 実績以外にも、資格や免許などスキルに関するものは全て記入しておくほうがいいでしょう。 また今現在勉強しているものがあればその内容も明記しておきましょう。
仕事に対する熱意のアピールになります。 パソコンスキルは、必ずワープロ、表計算など使用目的別に分けて、使用可能なソフト名も具体的に明記しておきましょう。 履歴書と同様、誤字、脱字など失敗したものは送らず、プリントアウトしたものは必ず見直して、誤りがあれば必ず修正してプリントアウトしなおしましょう。
応募書類は自己アピールのためのツールの一つと考えていいでしょう。 書式やマナーを守ってきれいに仕上げることも大事ですが、まったくマニュアルどおりの内容というのも考えものです。 自分の熱意を伝えるためにも、他の応募者との差が出るよう工夫を凝らす必要があるのです。
